◆新・テキスト読み上げソフトを使ってみよう! | パソコンdeフランス語 |
以前、パソコンにテキストを読み上げさせるソフト"Clipboard Speaker"を紹介しましたが、現在は残念ながらそのソフトは公開されていないようです。("Clipboard Speaker"の紹介ページはこちら)
そこで、"Clipboard Speaker"に代わるソフト"楽SpeechS"を発見しました!日本語はもちろんのこと、フランス語のアクサン記号付きの文字にも対応しています。待っていました!無料ソフトです。もちろんパソコンの言葉ですので、スムーズではない所もありますが、「1998」を"mille neuf cent quatre-vingt-dix-huit"、「XIIIe」を"treizième"、「français」も[ふろんけ]ではなく、[ふろんせ]と発音してくれます。うーん。すばらしい!
ダウンロードしてネット上の新聞などを読ませてみてはいかが?
念のため書いておきますが、ソフトのダウンロード・インストールはご自身の責任の上、行ってくださいね。
"楽SpeechS"がバージョンアップして、録音機能がつきました。
[必要なもの]
●Microsoft Agent core components(Microsoft社)---OSがWindows Me/2000/XPの場合は不要
●Microsoft SAPI 4.0a runtime binaries(Microsoft社)---OSがWindows XPの場合のみ必要
●Microsoft Text-to-SpeechEngine・各言語 (Microsoft社)
●楽SpeechS (Free's氏)
●音源出力ができるパソコン。
[動作環境]
●Windows 98SE, Windows 2000, Windows XP
(その他のOSでは動作未確認) ※98SE, 2000, XP以外の環境の方で、「使ってみたら使えたよ〜」って方は教えてね。
[ダウンロード&インストール]
●Microsoft Agent core components(Microsoft社)---OSがWindows Me/2000/XPの場合は不要
●Microsoft SAPI 4.0a runtime binaries(Microsoft社)---OSがWindows XPの場合のみ必要
●Microsoft Text-to-SpeechEngine・各言語 (Microsoft社)
上記3つのファイルは↓こちらのMicrosoft社のページでダウンロードします。
http://www.microsoft.com/msagent/downloads/user.asp
いずれのファイルもダウンロードしたら、ダブルクリックをすると、インストールされます。
(1)Microsoft Agent core components(Microsoft社)---OSがWindows Me/2000/XPの場合は不要。
(2)Microsoft SAPI 4.0a runtime binaries(Microsoft社)---OSがWindows XPの場合のみ必要。
(3)Microsoft Text-to-SpeechEngine (Microsoft社)
言語を選択し、lhtts***.exeをダウンロードし、実行します。(***の部分は言語により異なります。)
フランス語だったらlhttsfrf.exeです。
●楽SpeechS
Free's http://frees.maxs.jp/
↑ここの[FreeRoom]→[自作ソフト]で、楽SpeechS(RSpS.EXE)をダウンロードしてください。
RSpS.EXEをダブルクリックするとインストーラが起動し、インストールが始まります。インストールが完了すると以下の6つのファイルになります。
楽SpeechS.exe | "楽SpeechS"を実行するファイル。 |
readme.txt | 使い方の説明ファイル。必ず目を通しましょう! |
英語.txt | 英語テキストサンプル |
日本語.txt | 日本語テキストサンプル |
SPCH.ini | 各種設定ファイル(消さないように注意!) |
INSTALL.DAT | インストール情報(保存しておきましょう。) |
[使ってみよう!]
楽SpeechS.exeをダブルクリックすると、ソフトが起動します。(画像はすべて原寸の80%です。)
まず、読み上げる文章を用意します。 ソフトの下部にあるテキストボックスに読み上げる文章を入力します。 直接入力しても構いませんし、文章をコピー&ペイスト、あるいはテキスト形式の文章を呼び出して貼り付けることもできます。 ★テキストを呼び出す方法★ [ファイル]→[テキストファイルを開く]→ファイルを指定して開きます。 (フランス語アクサン付き文字の入力方法は、こちらをご覧下さい。→Windows XP、Windows98/NT) |
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文章を読ませる方法(1)〜カーソルの位置から読ませる をクリックすると、カーソルの位置から文章を読み始めます。 文頭から読ませたい場合は、カーソルを文頭に移動してをクリックします。 途中で読み上げを中止する時は、をクリックします。 |
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文章を読ませる方法(2)〜一部だけを読ませる 読ませたい文章の箇所でカーソルを反転(ドラッグ)させをクリックします。 例えば、左の画像の場合は「XIIIe」が反転しているので、"treizième"と読み上げます。 |
[複数の言語を使用・切り替える方法]
上記[Microsoft Text-to-SpeechEngine]で複数の言語をダウンロード・インストールし、それらを使用することができます。言語は楽SpeechS の[スピーチモード]で切り替えることができます。
[その他の機能]
[スピード]・・・速度を変えます。右にいくほど、速くなります。
[ピッチ]・・・音声の高低を変えます。右にいくほど、高くなります。
フォントを欧文フォントに変更する アクサン付きの文字って日本語フォントだと不恰好ですよね。楽SpeechSでは、欧文フォントに変更することができるので、フランス語のアクサン付き文字も綺麗に表示されます。 (フォント設定は文章の読み上げには無関係です。日本語フォントでも、フランス語のアクサン付き文字をちゃんとフランス語読みしてくれますので、ご安心を!) ★フォント変更方法 [書式]→[フォント]→フォント名に欧文フォント名を指定します。 例えば、"Times New Roman""Arial""Century"などが一般的ですね。 |
今までのテキスト読み上げソフトだったら、フランス語のアクサン付き文字をちゃんと読んでくれなくって、フランス語読みをしてくれるように入力した文字にちょっと手を加えたりしていたものでした。。。これからは、このソフトのお陰で、手間が省けますね!
新聞やメールの読み上げにいいですよね。聞き取りが苦手な私は、ディクテの練習に利用しようと思っています。
このスピーチエンジンっていうのを使うといろんなことができそうです。その話はまた時間があるときにでも。
(2003年11月3日 記)