★インターネット放送を楽しむ(1)--FMラジオで聴く--★ パソコンdeフランス語

♪家中どこででもインターネット放送♪
常時接続&ブロードバンドの時代になり、インターネットでフランス語放送を楽しんでいる方も多いと思います。かといって、パソコンのスピーカーでは家中どこででも放送を楽しむという訳にはいきません。けれども、パソコンにFMトランスミッターというのをつけると、それが可能だというのです。せっかくの常時接続環境、ぜひ活かしたいですよね。台所のラジオでインターネット放送を聞きたい私は、試しにFMトランスミッターを買って、パソコンにつけてみました。すると、台所のラジオで、とっても簡単にしかも高音質なインターネット放送が聴けたのです。結構感動物です。それでは、ここにしくみと手順を紹介したいと思います。
(ちなみに私のパソコン環境は:OSはWindowsXPで、ハードはSony Vaio PCV-W101です。)

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●まずは、構成から

構成図
パソコンにFMトランスミッターを接続し、そこから電波を送信します。その電波をFMラジオで受信し、音が聞こえます。
手順を簡単に書くと:
  1. パソコンにFMトランスミッターを接続する。(スピーカー端子、ヘッドホン端子、あるいはUSB)
  2. FMラジオの受信周波数とFMトランスミッターの送信周波数を合わせる。
以上の2点です。

●導入前に

さて、導入する前にHPでいろいろと調べてみたのですが、どのページもFMトランスミッターとパソコンを接続するのに、スピーカー端子につなげる方法が書いてありました。で、よくよく私のパソコンを見たら、私のパソコンはスピーカー内蔵なので、スピーカー端子がない!機械オンチの私はこの事実がわかったとき、導入を断念しました。まあ、仕方ないか。でも、旦那に言うだけ言ってみるかと、ボソリとこぼしたところ、「ヘッドホン端子でも接続できるっちゃない?」という返事。「そん代わり、つなげたらパソコンからは音が出んかもしれんね。ばってん、ラジオで聞けるならよかろうもん。」(方言丸出しだなぁ。ええっと、標準語にすると、「ヘッドホン端子で接続可能かもしれないが、パソコンから音がでなくなる可能性あり。ラジオで聞こえるならばその点は構わないだろう。」) 

そういうわけで、不安も残りますが、ともかくFMトランスミッターを買いにいくことにしました。私はカー用品専門店に行きたかったけれど、遊びに行くついでだったので、目的地の近くにあるパソコンショップに行きました。。。

これから書く手順はヘッドホン接続の場合です。スピーカー接続の場合も基本的には同じだと思いますが、後で注意点を書いていますので良かったら参考にして下さい。

●FMトランスミッターを用意

パソコンショップには、FMトランスミッターは1機種しか置いてありませんでした。店員さんが見せてくれたのは、オーディオテクニカ社FMステレオトランスミッター・AT-FMT5。説明書を見ると、これはヘッドホン端子に接続するタイプのようです。これぞ、まさしく私が求めていたもの。定価は4,000円ですが、売価は2,770円。値段も手頃だし、悩まずに購入。色はシルバーだったのですが、後でオーディオテクニカ社のHPを見ると、外にスケルトン・ブルーとスケルトン・ブラックがありました。元々カーFMラジオ用なので、カーアクセサリーに分類されていました。オートバックスの様なカー用品専門店ではもっといろいろな種類のものがあるでしょう。
私の場合は、選択肢がなかったことで、迷わずに済みました。
FMトランスミッター・AT-FMT5の写真 横に100円ライターを置きましたが、とても小さいです。上についている接続プラグは取り外しができます。左の黒いのはコードです。電話のコードみたいにグルグル巻きになってます。(左に写真を載せましたが、オーディオテクニカ社のHPにある写真の方がずっと綺麗です。^^;)
電源として単3型の乾電池が1本必要です。(別売り)

●FMトランスミッターをパソコンに接続

私が購入したFMステレオトランスミッター・AT-FMT5はステレオミニプラグになっているので、それをパソコンのヘッドホン端子に接続し、トランスミッターの電源を入れます。それから、試しにパソコンでなにか音楽をかけます。パソコンのボリュームは小さい方がいいようです。
(ステレオミニプラグは、ヘッドホンのプラグと同じ形です。)
FMトランスミッターをパソコンにつけました トランスミッターがパソコンの裏側にぴったりくっついてます。
ヘッドホン端子に接続するので、パソコンの音はまったく
聞こえなくなるのではないかと思ったのですが、ちゃんと聞こえました。(ひょっとすると、これはパソコンの設定かもしれません。)
不安は一挙に解消。

●FMラジオを用意

FMラジオの電源を入れ、受信周波数をFM76.5MHz〜77.5MHzの間で放送が流れていないところに合わせます。 
この周波数はFMトランスミッターによって変わるようです。取扱説明書に受信周波数は書いてあります。

●FMトランスミッターの周波数を調節

トランスミッターのチューニングダイアル(本体にはTUNINGと記載)を回していくと、FMラジオからパソコンでかけている音楽が聞こえてきます。一番良く聞こえるところに合わせましょう。

以上で完了です。ね、簡単でしょ?初めてラジオからインターネット放送が聞こえてきたときは、あまりの高音質に旦那共々感動しましたよ。うちでは、ふすまを2つ隔てた部屋でも受信することができました。そこではちょっと雑音が入りますけどね。狭い家ですから、家中どこの部屋からでもインターネット放送が楽しめます。スピーカー接続ではなくヘッドホン接続だし。ヘッドホン接続してもパソコンからは音が聞こえるし。案ずるより生むが易し。よかったよかった。ヘッドホンジャックがついているパソコンをお持ちの方には、このオーディオテクニカ社FMステレオトランスミッター・AT-FMT5をお勧めします♪(注意・ヘッドホン接続でパソコンからも音が聞こえるのはパソコンの設定かもしれません。他のパソコンだと下のスピーカー接続の場合に書いているようなアダプターが必要かもしれません。そのあたりは残念ながら私にも解りかねますので、ご了承下さい。)

●スピーカー接続の場合

さて、スピーカー接続の場合についてもちょっと触れておきます。
基本的には上に書いたヘッドホン接続と同じで、パソコンのスピーカー端子(赤とか白の色がついた口です。)にFMトランスミッターのケーブル2本(赤と白)をつなげる訳ですが、これが、つなげてしまうと、スピーカーに接続されていないため、音がでません。そこで、パソコンのスピーカー端子にミニプラグ分配アダプターを接続し、それにFMトランスミッターとスピーカーの両方を接続する形にすると、スピーカーからもラジオからもパソコンの音が聞こえるようになります。

以上、設定体験談でした。今では、FMトランスミッターがついているパソコンも販売されているようですし、パソコン用のトランスミッター(USB対応ワイヤレスオーディオアダプタ)もあるようです。これから、「ラジオでインターネット放送」が一般的になるのかもしれませんね。インターネット放送が受信できるラジオが発売されたりして、、、。もうあるのかな?
インターネットラジオ局に関しては次のページ「インターネット放送を楽しむ(2)--ラジオ局を探す--」をご覧下さい。

おかしい点があるときは、是非メール掲示板でお知らせ下さいね。(2002年6月13日記)

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